昔からの味
2012年 10月 23日
今まで4回尾道に来ていますが、一度も朱華園に行ったことがありません。試しに行ってみたら...、予想通り行列待ち。
こんな長い列の中に入って待つのはイヤなので、さっさと別の店へ向かいます。実は職場の尾道出身者においしいラーメン屋さんを聞いておいたのです。その同僚の実家近くだというお店へ向かいます。
私が自転車の鍵をしている間にもバイクで来られた地元の人らしいお客さんが中へ。そして私が入ろうとすると何と、お店の人が暖簾を仕舞い始めました! 「いいですか!」と訪ねてみると、中の人に相談され、OKの返事。せっかく来たのに食べられないではちょっと残念すぎるので、ホッとしましたが、お店の中には私以外に二人待っている姿が。そして待っている間に次のお客さんも来られましたが、断られていました。まだお昼の13時頃なのに!
なんでも麺はあるけどチャーシューがないのだとか...。それで私を含めて待っている3人はチャーシューの形が悪いので100円引きにするとのこと。しばらく待ってやっとラーメンとご対面。
お味の方は...、あっさり素朴な味で、おいしい! これが100円引きということで300円! 普通でも400円だそうです。麺は細い平打ち麺で、背脂は溶けないタイプ。このおいしさで400円は安い! 何と言ったらいいのでしょう、普通のラーメンなのですが、からだにスーッと入る感じというか、優しい感じのスープでした。
そうそう、このお店。レンゲもありません。スープを飲むときは丼に口を付けて直接飲みます。メニューもなく、壁に並、大盛り、チャーシューなどと、確か3~4種類書かれていただけ。ラーメン以外はご飯とビールがあったかなぁ。おばちゃんというか、おばあちゃんが切り盛りされている昔からのそのままの感じのお店でした。
看板の「宇宙一おいしい」はお客さんの中学生だか高校生だかが言ったのが始まりだとか...。ここのラーメンを食べると、京都で食べるラーメンが刺激の強さでアピールしているだけのただの高いラーメンに過ぎないと思えてしまうような...、なんか落ち着く味でした。
ということで、さらに続く...(この調子だと、走る内容にいくのはいつのことか...)。